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■ 血液ギトギト・サラサラ |
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■ 血液ギトギト・サラサラ |
血液はギトギトさせないで、サラサラ状態を保ちましょう。血液がサラサラになって水の性質が強くなると毛細血管にも流れるのですが、ギトギトして油の性質が強くなってくると、循環し難くなります。血液がドロドロした状態は、赤血球の変形能が低下したり、白血球の粘着能が亢進したり、血小板の凝集能が高まっている状態と考えられます。
血液ギトギトが顕著になった時の脳症状の典型が、“椎骨脳底動脈循環不全(ついこつのうていどうみゃくじゅんかんふぜん)”です。中高年になって初めて起こる「回転性めまいと吐き気」で、若いときからめまいを繰り返している“メニエール氏病”とは違うのです。典型的な場合は、頭の位置を変えたり、寝返りを打ったりしたときに、天井がぐるぐる廻るようなめまいがし、時には吐き気、嘔吐などの症状を伴い、起きていられなくなります。
脳幹部にある前庭神経核への血流が低下するからで、脳動脈硬化症があって、血圧が低めの人が、血液ギトギト状態になったのが原因です。症状が起こった場合は水分を充分飲んで食事を控えめにしていれば、血液がサラサラになり症状が緩和されてきます。治療薬としてはケタス、セロクラ―ルなどの脳循環改善剤が有効です。
血液ギトギトの心臓症状は狭心症、心筋梗塞です。冬の忘年会シーズンは特に要注意です。宴会ではアルコールの他に、鍋物、油もの、こってりしたものが多くなりがちです。暴飲暴食が続いていると、夜中から明け方にかけて心筋梗塞を起こしやすくなります。
血液をサラサラにするために、卵、雲丹、トロ、筋子、明太子、マヨネーズなどコレステロールが多い食品や、天麩羅、フライ物、ラーメン、餃子など油が多い食事を減らし、緑黄色野菜、淡色野菜、海藻類、茸類、こんにゃくなどを積極的に召し上がるようにしてください。
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