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■ 子宮がんについて-ちょっと気になる女性の病気 

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監修:医療法人社団 三善会 林 泰 先生

子宮がんについて

子宮がんは子宮頚がんと子宮体がんに分けられ、この2つは全く別な病気です。

 

子宮頚がん:20代の若い女性も罹ることがありますがもっとも多いのは40〜50歳代です。10代の分娩といった若年期分娩や5回6回といった多産の経験をお持ちの方に多い傾向があると言われています。
子宮にできるがんの約9割が子宮頚がんです。30歳以上の方は毎年子宮がん検診をお受けになることをお勧めします。入口周辺の細胞を綿棒で拭って採取し顕微鏡で悪性細胞が出ていないか確認する検査で,簡単に受けられますし,市区町村が検診費を補助してくれる制度もあります。
近年,ヒトパピローマウイルスが性交渉などで子宮頚部に感染することでがんが発症することに注目が集まっており,性行為感染症の一つとする考え方も出てきています。実際,不特定多数の男性経験がある方に多いという報告もあります。子宮がん検診と同時にウイルス検査を受けられる検診機関もあります。
:::症 状:::
*こんな症状があれば注意が必要なです!
  ・性交渉時の出血など不正出血がある。
  ・若年期の分娩や多産の経験がある。
症状は・・・
1.初期には全く症状はありません
2.検診で発見される以外では,月経周期と無関係な不正出血や性交渉後の出血で発見されることが多いです。
3.進行すると下腹痛や腰痛を伴うことがあります

 

子宮体がん:50〜60歳代に最も多く見られると言われていますが若年層でも罹ることがあります。月経や性交渉と関係のない不正出血で気がつくことがほとんどです。子宮頸がんと同じように市区町村が体がん検診を補助する制度があり,40歳になったら頚がん検診と同時に検査を受けることをお勧めします。主として,子宮の入り口から奥に細いチューブを挿入して内膜の細胞を吸引したり,細いブラシで内膜を擦って顕微鏡で調べる検査です。これも簡単にできる検査です。
「子宮肉腫」という子宮の筋肉にできる悪性腫瘍もあります。
いずれにしろ何か症状があったら億劫がらずに検査を受けましょう。

症状は、
 1.月経周期や性交渉と無関係な不正出血で発見されることが多いです。
 2.進行すると下腹痛や腰痛を伴うことがあります
などがあります。

 

なお、「子宮肉腫」も子宮体部にできる悪性腫瘍で、2〜5%の発生率ですが、がんに比べて進行が早いとされ、怖い疾患です。とにかく早期発見がなによりも大切。定期検診はもとより、症状がみられたらすぐに病院へ行かれることをおすすめします。

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